最近読んだ本

溜めると面倒なのでこまめにメモすることにする。例によって取りとめもないメモなので、あらすじとかまともな紹介はどこかよそをあたって下さいまし。マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール作者: マックス・ギュンター,林康史,石川由美子出版社/メ…

今年の目標は

『年末に「今年の10冊」というエントリを書くこと』なので【小さな目標svnseeds】これからは気の利いたコメントがなんら浮かばない場合でもがんがん読んだ本をメモしまくりますよええ。内容の紹介はちゃんとした誰かにお任せして、気楽に自分の考えたこと/思…

髪切ってきた

といっても昨日の話。今回は風邪ひくのが嫌なので少々長め。って10分1,000円床屋なのでいつものように適当ですけど。2ヶ月は持たないかなあ。昨日で仕事納めだったので今日は夕方までベッドで寝たり本読んだり寝たりして過ごしました。僕は空腹に強いのでこ…

ということで

シンガポールへ出張に行ってまいります。月曜日に戻ります。この調子でどっか行くときだけ日記を書くのはどうだろうとふと思ったりして【お出かけ日記のsvnseeds】。って既にここは日記でもなんでもないわけですけど。わはは。今回は諸事情によりエコノミー…

「国債と金利をめぐる300年史 英国・米国・日本の国債管理政策」(ASIN:4492620613)

この本で言う「国債管理政策」ってのは、良くある長期金利を人為的に低く抑えるためにどうのっていうアレな話ではなく、ちゃんと財政をコントロールしたり、市場と対話してサプライズを減らしたり、国債市場の流動性に配慮したり、中央銀行はちゃんと貨幣価…

帰国雑感

ということで昨日南の島より帰ってきました。まだリハビリ中なり。アタマの中でお魚が舞っております。ぽやーん。痛恨の極みは結局投票できなかったこと。成田から直接投票所へ行こうと思っていたら、成田上空天候不順&燃料ショート、ということでいったん羽…

自己啓発セミナー関連本

ここ数週間(山に篭っていた5日間を除くw)ずっと読んでた本をご紹介。なんかのご参考まで。かなりの部分、ここに挙げられているものとかぶっています。※追記(20051014) 「ランドマークエデュケーション」で検索しに来る人が結構いるみたいなのでひとこと追…

Microeconomic Issues Today - Alternative Approaches (8th edition), Robert B. Carson, et al (ASIN:0765615029)

先日、ミクロの教科書の記述が無味乾燥に思えて結局ザセツ、と書いたわけですが、その原因をつらつら考えるに、僕はミクロ経済学が対象とするような問題については(マクロ経済学のソレと違って)ほとんど興味を持っていないから面白く感じないのではないか…

「世相でたどる日本経済」原田泰(ASIN:453219296X)

英語に疲れたときに逃避先として読んでた本(笑)。原題が「テラスで読む日本経済の原型」というだけあって気楽に読めます。 とは言え中身は結構重い。いわゆる新自由主義的観点(笑)に満ち溢れているのでソレ系にアレルギーがある人は読んでみると面白いで…

Freakonomics, Steven D. Levitt and Stephen J. Dubner (ASIN:006073132X)

ようやく読了。山形さんがアマゾンでお勧めしていて、更に先日のコメント欄でゴキブリ28号さんにも激しくお勧めされた本。確かに面白い。お勧めです。中身の話、特に日本人だったら気になるであろう例の大相撲の分析の話(第1章でいきなり出てきます)につい…

Comic Baton

id:gachapinfanさんからいただきました。わーい。ということで全力でお答えせねばと思ったものの、うーん、最近ほとんどマンガ読んで無いんですよね・・・。学生の頃はアフタヌーンとか買ってたんだけど。ということで激しく古すぎなマンガの羅列になりそう…

入梅雑感

「いつかは動学マクロ」の野望を実現するため、まずはミクロ的基礎からということでヴァリアンの「入門ミクロ経済学」(ASIN:4326950927)をここしばらく読んでたんですよ。ミクロ経済学はマンキューの入門(ASIN:4492312749)をさくっと読んだだけなんで、…

「国家の罠」(ASIN:4104752010)

感想。とにかく抜群に面白い。文句なくお勧め。今更ですけど。内容の正確さについては既に方々で言及されているだろうから、僕が何か付け足すようなことはないだろうと思う。ひとつだけ挙げるとしたら、読んでいてなんか既視感があるなあと思ったらシュペー…

「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」佐藤優(ASIN:4104752010)

とりあえずメモ。「ヒュミントの原則」に従い、著者と読者の利害が対立してなさそうなもののみ(笑)抜書き。【「情報」と「情報屋」について】 ヒュミント(HumInt=Human Intelligence:人間からとる情報)の価値を計る二つの原則(19p) 情報源がこちら側…

満月雑感

書きたいことが色々あるのだけれど力不足でカタチにならない。調べ物中なり。貨幣とは何でしょうとか、シニョリッジについてのまとめとか、貨幣乗数の低下要因とか銀行貸出チャネルが機能不全の際のマネーサプライ増加要因はなんだろうか、とか。自分の中で…

「行動経済学入門」多田洋介(ASIN:4532350646)

よくまとまっていて文献紹介もちゃんとしてる。行動経済学面白すぎ。全く余談だけれども、反経済学な人たちって、例えば「合理的期待」は実際の人間の行動にマッチしない、だから経済学は無効だ、っていきなりなっちゃうけど、こうやって経済学の中でモデル…

原油は枯渇しませんったら。

「底なしのビールジョッキ - 世界の原油が枯渇しそうにない理由」。山形さんによるThe Economistの記事の翻訳。山形さんGJです。おれカネ先生のところ(祝はてな移行!)経由。基本的には以前何度もご紹介した「世界を動かす石油戦略」(ASIN:4480059857)や…

メモ

ヒックス関連 無茶苦茶面白そう。早くトービンとS&Gの金融論読まなきゃな・・・。ていうかなんか気がついたら「金融論」と名のつく本がうちに4冊もあるんですがどうしたことですか(後の2冊は岩田先生と小野先生のもの)。先は長い脳。 田中先生のところとそ…

そういえば

例の「恋するプログラム―Rubyでつくる人工無脳」(ASIN:4839917299)を購入。まだぱらぱらとしか見てませんがよさげです。まあパターン辞書や感情等、僕とやりたい方向がだいぶ違う感じですが、一般的にはそっちの方が受けが良いだろうなあ。ついでに(とい…

恋するプログラム〜Rubyでつくる人工無脳

む。こんな本がいつの間に。たぶん買っちゃう。でもプログラム関係の本全部処分しちゃったんだよなあ(遠い目)。うう。 ょゎさんのところより。遅ればせながら消えちゃったデータのご冥福をお祈りいたします。Sixamo2、草葉の陰より期待しております。

「第三帝国の神殿にて ナチス軍需相の証言 上・下」アルベルト・シュペーア

しばらく前におれカネ先生が取り上げていて面白そうだと思った本。ようやく入手して読了。面白かった。激しくお勧め。 なんといってもナチスのダメ組織っぷりがすごい。あとヒトラーのマイクロマネジメント狂っぷりとか。どんな組織であってもこれじゃうまく…

金融政策論議の争点―日銀批判とその反論(ASIN:4532132363)

読みかけ。なんか対談で新保さんがタコ殴り状態で非常に気の毒。って期待の経路を持ち出さずにマネタリーベース増からマネーサプライ増の話をしちゃっているのでしょうがないのだけれども。 ていうかこの時点(2002年)においても期待の果たす役割が全く理解…

リフレ雑感

リフレ政策に対する良くある低レベルな反論のひとつに、「それがまともな政策だったら何故いつまでたっても実行されないのか?」というものがある。要するにいつまでも実行されない政策はまともじゃないと言いたいらしい。ふーん。これが低レベルな言説なの…

「概説 西洋政治思想史」(ASIN:4623024008)

やっと読了。ときどきもっと軽い本に逃避しながら、かれこれ3週間くらい読んでたかも。ああ疲れた。プラトンとアリストテレスの項は記述が文学的過ぎて読む気しないとか、ヘーゲルとマルクスの項は書いてる人が信者過ぎて読む気しないとか、コーポラティズム…

年金問題

bewaadさんのところとid:arnこと英-Ranさんのところで年金話が始まっている。僕も何度か考えたことがあるので、是非一緒に考えたいのだけど時間がない。うう。後でおっつくようにがんがります。 ということで(個人的な)課題図書だけ挙げておこう。 「脱=「…

「娘たちと話す 左翼ってなに?」アンリ・ウェベール(ASIN:4773802154)

「ウルカヌス」を買ったときに見つけてついでに買った、パンフレットみたいに薄いかわいい本。さっくり読めて概要がわかる。面白い。 この本読んでつくづく思ったのは、いったん経済学を学んでしまった以上、僕はもう純粋無垢なリベラルにはなれないなあ、と…

「ウルカヌスの群像―ブッシュ政権とイラク戦争」ジェームズ・マン(ASIN:4764105446)

ものすごく面白い。僕が今まで読んだ本のなかでもベスト5に間違いなく入る。ブッシュJr政権の外交についてちょっとでも何か考えたいのであれば必読。もうとにかくお薦め。翻訳もとても良い。同じテーマのボブ・ウッドワードの例の2部作よりも断然深いしわか…

というわけで

ようやくKrugman and ObstfeldのInternational Economics(ASIN:0321116399)にとりかかったところ。やっぱり英語だと読むの遅くなるー。年末の今、こんだけ時間あるのに1日に2章読めるかどうか微妙な感じ。これで仕事始まったらどうなるのか考えただけで恐…

「お金に「正しさ」はあるのか」仲正昌樹(ASIN:4480062009)

id:shinichiroinabaさんお薦めの書評を読んで買う気になる。てっきり正反対の本(つまり「お金で何でも判断するのはいくないと思います!やめてください!ていうか今すぐやめるべきです!」って本)だと思ってたら逆だったのね。失礼しました。いやだってこ…

思うに

僕の最近の傾向として、ある程度まとまったものを書きたいというのがあって、逆の言い方をすれば中途半端なものを書きたくないという感じが強い。 そうすることの良くない点は更新の頻度が落ちてsponteneousなやり取りが失われることだけれども、一方で息の…