髪切ってきた

といっても昨日の話。今回は風邪ひくのが嫌なので少々長め。って10分1,000円床屋なのでいつものように適当ですけど。2ヶ月は持たないかなあ。

昨日で仕事納めだったので今日は夕方までベッドで寝たり本読んだり寝たりして過ごしました。僕は空腹に強いのでこういうことができるのです。ああ幸せ。一生このままでも良い、って言うと奥さんに怒られるんだけど。

FTPLの勉強は進まず。やはり動学マクロの基礎がわかっておらんとなんか変なのに何が変なのかわからないところが痛い。財政政策が物価に影響を与えるといったときに、Woodford風のNR財政が最終的には中銀によりファイナンスされて物価が上昇するのは良くわかる(僕が以前書いた弱い背理法もこれに基く)のだけど、中銀が何もしなくても財政だけで物価が上がる(その根拠は財である国債の増加による資産効果)ってのはどうにも納得が行かない。うーむ。

ということで「初歩からの経済数学 第2版」三土修平ASIN:4535550441)を副読本に、「新しいマクロ経済学―クラシカルとケインジアンの邂逅」斎藤誠ASIN:4641067902)をまず読んでます。この2冊は激しくお勧めです。早く自分でモデルを組んでそれを解く、ということをやってみたい【10年早いわsvnseeds】。

そういえば、教科書と言えばid:tazumaさんご紹介"The Open Source Introduction to Microeconomics"なるものがあるみたいです。誰かこれ和訳してくれないk(略

ところで月曜日の日経経済教室は酷かったみたいですね。その日の朝刊は奥さんが持って行ってしまったので読んでいないのですが、本石町日記さんのエントリや苺を見る限り、某篠塚英子元日銀審議委員の主張の再演のようですな。やれやれ。利子から所得を得ている家計と、給与から所得を得ている家計の、どちらがより景気にインパクトを与える消費を行うか、自明だと思うんだけどなあ。

それに、その給与から所得を得ている家計のほとんどは、間接金融である銀行からの借入に依存した中小企業(無借金企業なんてほとんどないんです)の従業員であり、金利の上昇は即彼らの雇い主である企業の業績を圧迫するはずです。

更に、利子所得に依存していない家計のほとんどは住宅や教育のためのローンを抱えているはずで(資産があったらローンなんか必要ないわけで)、金利の上昇はそうした家計を直撃するはずなんです。

こうした明白なことが何故見過ごされてしまうのか、その原因はたぶん、こうした主張をする人たちは、企業は労働者=庶民の敵だといまだに考えていて、更に、金持ちが今よりも金持ちになるのは許せない(格差が拡大するから)と思っているのだろうな。マルクスの呪いはげに恐ろしきかな。南無南無。

そうだ、酷いといえば立花隆コレも話題のようで。過去に蓄積された知見を一切無視したマイ印象論のみが語られていて、まるでその辺のブログを読んでいるような清々しい気分にさせてくれますなあ。南無南無。

ああなんか暗くなってきちゃった。それでは皆さまごきげんよう