原爆発言

って爆弾発言のなんかすごいのみたいでアレだ。いつかみんな忘れた頃に使おう。

方々で言われてるけどあの立場でこの発言は確かに突っ込まれてもしょうがない罠。選挙前だし。というかそもそも論として突っ込まれるような発言を繰り返している時点で政治家としての素質を疑わざるを得ませんよええ【池田隼人はsvnseeds】。鬼の首を取ったかのような野党連については略。

発言の内容については全文引用をどこかで見かけたけどそんなに変なこと言ってない。というか全然普通。と思った。別に米国に阿っているようにも読めない。政治家が言わなかったら問題にならん内容じゃないか。

「しょうがない」に不快を覚える人がいるのは理解できるけれども、一方で原爆投下が日本の降伏を早めたのも事実だろう。この事実を認めることと、原爆で亡くなった人たちの死を「しょうがない」と言うこととは違うと思うんだよな。実際そんなこと言ってないわけだし。

それを揚げ足取りでわざわざ誤読して感情的に大騒ぎすることによって、日本が降伏するときのドタバタを反省する機会がまた失われてしまったようで、それが残念。軽率な発言を批判するにしても事実は事実として認めないと、もしくはその「事実」に異論があるのであればそう言わないと、単にまた歴史を封印するだけになってしまう。もういい加減そういうのは止めなきゃダメだよ。改憲の話だって議論にならんじゃないか。

僕は原爆投下が日本の降伏に絶対に必要だったとは思わないし思いたくもないけれども、一方で、ポツダム宣言が不要なまでに日本に対し強硬だったこと、陸軍にクーデターの動きがあったこと、ソ連に和平仲介を頼んじゃうくらい外交がダメダメだったこと、などの当時の状況を考え合わせると、なんというかもう「しょうがない」と言いたくなる気持ちもわかる。南無南無。

ところでソ連の参戦はヤルタ会談で決まってたんだから原爆投下で日本の降伏を早めてもそれを防ぐ効果はなかった、って意見をわりと多く見かけたんだけど、これってどうかなあ。ルーズベルトはヤルタの後すぐに死んじゃってるわけで、後任のトルーマンソ連抜きでの終戦に持ち込みたくてしょうがなかった、ってのは良く知られた話だと思うんだけど違うのかな。

ってトルーマンは原爆使うことを事前にスターリンにほのめかしてて、それが原因でソ連は焦って予定より早く参戦しちゃったので結局ナニやってんだかわからん状態になったわけだけど。ていうかトルーマンはただ単に原爆使ってみたかっただけに違いないと思うのだった。最悪。