宮沢喜一氏死去

ああ残念。

占領時代からバブル崩壊後まで、外交、経済の両分野で大きな仕事をした人だった。そして仕事が大きかっただけに、評価が分かれることの多い人だった。

僕自身はまだちゃんと彼の仕事を評価できるほどの知識はないけれども、それでも彼にはもっと色々な話を残してもらいたかったと強く思う。

著作やインタビューを読むたび、無茶苦茶頭の切れる、時として辛辣なユーモアにあふれた、なんとなく憎めない人柄を感じていた。勝手に親近感を抱いて、一度お会いして直接お話を伺いたいものだなあと思っていた。

それはもちろん叶わぬ夢ではあったのだけれども。本当に叶うことはなくなってしまった。

長い間お疲れ様でした。