BIS年次報告をガイアツに使う日銀
例のキャリートレードが原因で「異常な円安」だから利上げしてもおk、ってBISの年次報告、どっかで聞いた話だなあと思ったら、量的緩和を止めるときにも同じことやってたのを思い出した。
詳しくは「日銀の量的金融緩和政策、転機迎える・BIS年報」でぐぐってみて下さいまし。
なんつうか日銀はこういうセコいやり方(やリーク)でしか市場と対話(笑)できんのかと小一時間。いい加減この体質は何とかせんといかんのではないか。利上げマンセーに踊るマスコミの姿が今から予想できて頭が痛い。南無南無。
【参考】
- 国際決済銀行 (BIS) の年次報告書における円安警戒の論点は何か?:実はリフレ派でもある某官庁エコノミストのお父さんによるBIS年報のコンサイスなまとめ。いつもこっそり読ませていただいております
- 物価下落でも利上げ、海外の事例は?:みずほ証券エコノミストの上野氏による。スイス利上げの事例を「日銀の利上げにあてはめようとするのは無理がある」
- 金利とキャリートレードと為替の動き:以前僕が訳したFRBSFのペーパー