石油価格の高止まりの原因について追記

昨日書いた生産者側が投資を渋っているという要因に加え、現在の価格高止まりの原因のひとつに、中国という非合理的(または限定合理的)なプレイヤーの行動をマーケット参加者が織り込んだことがあるのではないかと。これが僕が前から言ってた「政治が好きすぎる」状況なわけです。やっとちゃんとした言葉で説明ができたような気がする。わはは。

要は他国と違って、中国は今のところどんな高くても良いからとにかく原油を確保したいと考えている、とマーケット参加者には見られているわけです。つまりひとりだけ違うルールでゲームをしている。それで均衡がシフトして誰も得しない状況が続いてるんじゃないか。

つまり中国の需要の大きさとは関係ないと言いたいわけです。実際中国が原油を十分備蓄した(とマーケットが見なした)らどうなるかなあと思うわけですがコレは妄想ですかそうですか。そもそもそうなるのは何年後のことかと小1時間ですか。どうもすみません。

ちょっと別件ですが、なんか中国はガソリンを価格統制して安く押さえているので需要が市場価格に左右されない、なんて話を昔聞いた気がするんだけど、実際はちゃんと値上がりしてるんですね。知らんかった。ここは中国エネルギー関連ニューズが良くまとまってるのでメモ。