「ニート」2002年で85万人、定義見直しで膨らむ

もうニートなんて曖昧な言葉使うのやめようってば。そもそもNEETってのはスコットランド発祥の言葉であって社会的な背景が日本とはまるで違うのですよ。「若年層失業者無業者*1」で十分じゃないか。それに家事手伝いを含むなんて馬鹿なことはやめて、単に年齢階級別の労働力率の推移を見ろと小1時間ですよ。
何故今まで使っていた普通の言葉を使わずに新たな用語を使う必要があるのか。要は新しい現象なんで新しい対策が必要だと売り込む連中がいるわけですよ。まさに地獄への道は愚か者の善意で敷き詰められているのだな。
もうひとつ、この嫌らしい言葉が広まった背景としては、自分を何者とも定義できなかった人たちに社会的な居場所を与えた(ように錯覚させた)ことが大きいのだろうなあ。なんと罪深いことよ。

*1:20050415の日記参照