雑感

昨日みたいに堅苦しく書くと面倒なので簡単につらつら思うところを書いてみる。

fedの対応。びっくりというか流石というか。問題の根本的な解決にはならないという意見には全面的にagreeだけれども、何でもやると言った後に本当に何でもやりかねないふいんきなぜか変換できない)を醸し出した点を評価する。その意味では今後は対応を小出しにしても許される状況を作ったのじゃなかろうか。期待(expectation)のコントロールは重要。

今回のごたごたについては基本的に去年夏に書いた見通しから大きく外れているとは思ってなかったりして。唯一変更の要ありは米国がリセッションに陥った可能性が高いことくらいかなあ。でもLTCMの件を何でもアリで乗り切った国だからねえ。今回も普通の景気循環と同じ1年くらいで回復するだろうと思っとります。甘いかな。それよりドル崩壊とか言ってる論者は本当に欧州や中国やロシアやブラジルやインドが近々米国に取って代わることが出来ると信じているんだろうか。不思議也。

ちなみに今の米国において、今後も利下げが不可避であるとの見通しの中、インフレ率がそれほど上昇しないのは、やはりバーナンキがインタゲ論者であるが故だと思ったりしている。期待のコントロールは本当に重要。

一方ついニヤニヤしてしまうのはfedの対応が遅いだの稚拙だのと言っていた日本の市場関係者の言。fedが本当にケチャップでも何でも買うという姿勢を見せはじめた一方、日本の有様はなんたることか。

とは言っても、実は僕は韓リフ先生と同様、日銀総裁の席が空白の期間があっても実質的な影響は限定的だと思ってたりして。だってこれ以上悪くなりようがないし。今日発表になったGDPデフレータを御参照。正直総裁人事がどうなろうと日本はしばらくダメでしょう。また同じことの繰り返し也。勿論伊藤先生が(何かの間違いでw)総裁になるようなことがあれば全く話は別だけど。でもこれだけ深く根付いたデフレ期待をひっくり返すのは相当大変だろうなあ。

そして民主党は予想通り白川氏以外は同意せず。日銀は自民を見限って民主と一蓮托生の腹を括ったんですかねえ。思い切ったことするなあ。これで次回選挙で自民が圧勝すれば日銀法改正かなあ。わくわく。

この点で爆笑したのがBaatarismさんのところの銅鑼衣紋さんのコメント。するってえとアレですか、国体明徴運動は財政健全化の一連の流れってことで。中央銀行機関説問題とか言ったりして。わはは。何にせよ政権争いのために余計な問題を引っ張り込んで事態を一層悪化させちゃう構図が全く同じ点で激しくがっかりであります。南無南無。

ところで昨日のエントリは要するに一言で言うと「民主党なんか地獄に落ちちゃえ」((c)kmori58さん)なんであって、べ、別に武藤氏まんせーってワケじゃないんだからね!・・・というかどう読んだらそうなっちゃうのかかなり謎也*1

あとどうやら「政権担当能力」って言葉にネガティブな反応が多くて(4名。本エントリブックマークコメントによる)これも興味深い。昨日のエントリは要するに一言で言うと「民主党なんか地獄に落ちch(略)なんであってこの言葉はあんまり深く考えもせずに使ったのだけれど、確かに言われてみればこれは始皇帝氏ワードかもしれんなあ。以後気をつけよう。ご指摘感謝也。でもどう考えても民主党には与党になる能力欠けてるよねえ【反省のないsvnseeds】。

全く話は変わるけど「エントリのブックマーク数とそのエントリへのコメントの質は反比例する」という法則を見出しました。私はこの命題に関して真に驚くべき証明を見つけたが以下略。では皆さまごきげんよう

*1:追記。武藤氏の評価に関して個人的な意見をマジレスすると、ベストとは言えない(伊藤氏の方がよっぽど良い)けれども、福井続投や白川代行よりは遥かにまし、といったところ。もっともその根拠が「民主党が反対してるから」だったりするところが我ながらアレだけど。わはは。