Roy Haynes @ Blue Note Tokyo

2日目のセカンドセットに行ってきました。ステージ向かって右側のドラムが良く見える席をゲット。そういえばElvinが来たときもこのあたりの席で聴いた気がする。遠い目。

ロイ・ヘインズはなんと今年で御年82歳。セットが始まってしばらくは全然ハイハットを踏まないので「ああ流石のロイヘインズももう歳で左足が動かなくなったか」と思っていたらさにあらず。盛り上がってきたら例のラタチラタチ*1が炸裂しまくりです(もちろん同頻度かそれ以上に例のラタドラタドも炸裂しておりました)。

いやーすごかった。僕なんかに言われたくないだろうというかこう言っちゃ失礼なんだろうけども、まだまだ全然レコーディングクオリティでした。マレットでのソロなんかもうまさにロイヘインズ!しびれました。

最後の曲が終わって、しつこくアンコールを要求するもあえなく却下。まあこんなすごいステージを1日に2回もやるんだからしょうがないなあ。ステージを去る際には握手してもらっちゃいました。エルヴィンは大きくて手も大きかったけれど、ロイは僕と同じくらいすごく小柄で手も小さかったです。

どうぞたくさん長生きしてまた良い演奏を日本で聴かせてくださいませ。





【後日談】
家帰って早速ハイハットの件を確認してみたところ、なんと68年録音の"Now He Sings, Now He Sobs" (ASIN:B0000691U2) ですらハイハットは2・4で踏んでないではないか!がーん。僕は今まで何を聴いていたんだろう・・・orz。Pannonicaみたいな(あの中では)すごくオーソドックスな曲でも2・4では踏んでない。うーむ。

時代をさかのぼると、流石に"We Three" (ASIN:B000000YB0) や"Just Us" (ASIN:B000000Z20)、"Out of the Afternoon" (ASIN:B000003N87) あたりでは普通に踏んでる(録音は順に58、60、62年)。どうもこの辺のイメージが強かったみたいで後年の録音はちゃんと聴いてないんですねえ。わはは。

ということでしばらくはRoy Haynes強化月間として、ハイハットを踏まなくなったのはどのあたりからか、探求してみたい所存であります。参考サイトはここ。って参加アルバム多すぎ(笑)。

*1:左手スネアドラム2つ+左足ハイハット1つの1拍半フレーズ。3連符としても良く使います。難易度高。ロイは右手を左手とあわせて2つ叩いたり、左足とあわせて1つ叩いたり、というコンビネーションが多かったように聴こえました。