南島行雑感

ということでちょいと南の島へ行ってまいります。

選挙戦たけなわではございますがなんかあんまり日本にいなくても良さそうっていうかかえっていない方がよかったりして。わはは。

ということでid:flapjackさんの「知的な緊張感をマスコミに求めるのって高望みしすぎなわけ?」には激しく同意まくりです。わかっちゃいるけど、こう改めてまざまざと見せ付けられるとストレスたまってしょうがない。僕は普段なるべくテレビ・新聞とも見ないようにしてるんだけど、電車の中とかでつい目にしてしまうともうイライラしまくりですよ。昨日の日経朝刊見出し(「民営化で国の収入31兆円」)なんかもうアホかと。露骨なお先棒担ぎして恥ずかしくないんですかねー。

何でこうなっちゃうかっていうと、もちろん教育がアレな問題(年号覚えるだけの歴史教育とか感想文だけの国語教育とか・・・flapjackさんのところで話題になってましたね)もとても大きいと思うのだけど、たぶんそれと同じくらい「政治と経済はアカデミックな議論の対象外」って雰囲気というか空気が(アカデミックな教育を受けた人々の間でさえ)蔓延してることも大きな影響を与えてると思います。真面目に議論してるかと思ったら何でもアリの陰謀論ばっかりになっちゃう。なんだかなあ。

そうだ、今の日本の最大の問題は財政赤字を何とかすること、そのためにはうんぬん、って思い込んでる方は例によってbewaadさんの『文科系人間から見た「小泉改革の本質」』がとても参考になるのでご参照。結局郵政民営化がこれだけ騒がれるのも財政赤字を過大に問題視している人が多いのが原因だろうから、この辺の誤解をちゃんと説明するのはとても大事ですなんですよねえ。僕もなんか書こうと思ってたんですが先越されちゃった。ってこんなちゃんとかけませんけど。わはは。

よく考えたら財政のことちゃんと勉強したことがないので旅行中に読んでみるつもり。ちょっと長め旅行に行くときはいつもどんな本持っていくか悩むんだよなあ。今回はその財政の教科書とルービンの回顧録地政学の本(hicksianさんが紹介してたやつ)の予定。こんなに読めるんかいな。って結局持って行った本は全然読まずに現地調達したりするんですけどねー。

あーなんかだらだら長くなっちゃった。そろそろ行ってまいります。ではみなさんごきげんよう