西アフリカと中央アフリカの共通通貨・フランCFAについて

フランス+共通通貨つながりということで、たまたま見つけたid:temjinusさんのところからこんなエントリをご紹介*1。以下ごく一部の引用ですが;

植民地時代には西アフリカ諸国は一体を成していた。したがってフランCFAを共通通貨として採用する意味があった。独立に際し植民地時代の一体化は終了したが、共通通貨の使用は存続した。どうして共通市場を持たない国が単一通貨を採用することができるのか?

この構造的不適合は数百万のアフリカ人を開発発展にふさわしくない政治的、経済的、社会的環境の虜にすることとなった。ワシントンやパリの才能ある専門家がこの初歩的な経済的真実を無視していることは驚くべきことだ。しかしユーロとそのユーロ採用のための同一条件の必要性に関する議論の重要性を知りながら、アフリカの事実を知らずにすませるものであろうか?

耳が痛いですね・・・。僕が痛がるのも変な話ですけど。しかし独自通貨を持ったとたんに手の付けられないインフレという可能性もあり難しい問題なのだろうなあ。とりあえず「搾取」という言葉を使うのはヤメレとは思いますた。

そういやウルフォウィッツの世銀総裁就任は昨日だったはずだけど、あんまりニューズになってないのかな。僕がニューズに関心ないだけですかね。

*1:temjinusさんのその他のエントリも非常に魅力的です。世界は広い、というより僕の世界は狭いなあとしみじみ思います。考えてみたら非日本語・非英語圏は僕の「世界」に入ってないのだなあと。世界のあと半分以上はどうなっているのだろう