投資に対する見解の相違について

実はひろさんはもうひとつ、面白い主張をしている。それは次のようなものだ。

4. 現状海外への投資は日本への投資に比較して有利であり、また海外への投資はリフレ派の唱える理論によれば親リフレ的であるのだから、リフレ派は自分の理論を実証するためにも自ら海外への投資を行うべきだ

この点については、1. 投資とは実質金利のゲームであり、それはまたriskとrewardを天秤にかけることであること、2. デフレが続いている現状ではどこにも投資しないこと(キャッシュポジションを維持すること)が最も合理的な判断であること(そしてそれこそが一番の問題であること)、3. 信用(レバレッジ、ショート)や先物やオプションの利用は時間を味方にできないという一点において非常にリスクの高い投資手法であること、4. 人によって許容できるリスクには限度があること、の4点を指摘するに留めたい。

つーか、

まわりの御老人でいませんか、お金は持っているんだけど、運用
できなくて困ってる人。そんな人たちのお金を使って、自分の理論
どおりのことを起こそうとするのも面白いと思うんですけど。

svnseedsさんへ

って、人のお金をそんなにレバレッジかけて運用するなんて、僕には恐ろしいくてとてもできないっす(笑)。ひろさんと僕とでは、リスク許容度に相当な差があることだけはよっくわかりました。

あ、蛇足ですが、米国株への投資、僕はAmeritradeを利用してます。他のブローカーを利用したことはないけど、指値でのexecutionも信頼できるし、S&Pのレポート(ASIN:0071457496)も利用できるし、悪くないです。

あと、米国株やるなら以下の本がお薦め。どれもマクロ経済学がらみだったり長期投資系だったりなんでお気に召さないかもしれませんがとりあえず。米国のマーケットは(長期で見れば)かなり「理論通り」に動きます。