ものもらい雑感

ものもらいまだ直りません。今回は右眼の目尻の上まぶたという最悪なポジションで、一時期はキムタケみたいな厚ぼったい目になっておりました。できるんだったら下まぶたの方がよっぽどいいなあ。今はぽっこりコブのような状態になっていて、経験によるとあと1週間くらいで完治の予定でございます。
そういえばキムタケといえばなんだかすごいことになっているみたいで、例によって隊長が良い感じでまとめてくれているのでメモ。こういうのをさくっと書けてしまうのが恐ろしい。頭良いなあ。
これ、キムタケの某銀行が何でうまくいかないのか、とっても良くまとまってます。次回以降に激しく期待。蛇足覚悟でひとつだけ付け加えるとするならば、あの銀行、隊長が書いているように、貸出先が無担保・要注意先以下の企業しかないことが最初っから予想されてたわけで、デューデリ(審査)にはちゃんとしたファイナンスのわかる人間を張り付けなくてはいけない。当然コスト(人件費x期間)がめっちゃかかるビジネスモデルなんですよ。そんなの最初からわかってたんだから、なんとかすんだろうなーと思ってたら実はなんともならなかったという。なんなんだろなー。わはは。
まあ「カネをまわすには銀行を再生する必要があり、そのためには不良債権処理を最優先で行う必要がある」って主張が完全に間違っていたのが実証されたってことですなあ。理論的には大恐慌や昭和恐慌の研究(ASIN:4492371028)でとっくにわかってたわけですが。ていうか僕の興味はそこにしかなくて、この件の政治的側面はあんまり良くわからんしいいやって感じ。とにかくご冥福をお祈り致す次第にて御座候。南無南無。
もういっこ、隊長のドル独歩安もメモ。今は面倒なのであとで読もう。あ、

 基本的にリアルな国際状況を見るにあたって、レイヤーとしては経済>政治だが、唯一市場の力を借りない地域内の自律した経済圏でしょぼしょぼやるという決断を政治が下した場合のみ政治>経済という具合になるのかもしれない。

これいいなあ。もしくは勘違いしたやつが危なくてみんなして合わせざるを得ない場合(そいつの行動が実質主導権を握ってしまった場合)に政治>経済になるんじゃなかろうか。と言ってみるテスト。
ちなみに僕は、今回のドル独歩安は基本的に80年代のDollar Danceの再現であって、ドル暴落とか基軸通貨危うしとかそういうアレな話は全然お呼びじゃないと思ってたりして。ドルの実質実効為替レートのチャートを見ると、85年と02年からの2回のドル安の前には同規模のドル高があるのがはっきりわかるんだけど、このことあんまり指摘してる人はいないんだよなあ(「ドルリスク」(ASIN:4532350905)にはちゃんとチャートが載ってたので念のため)。しかも前回の方が短期間にもっと激しく上下してるんだけどなあ。みんな円ドルのチャートしか見てないんだな。
ただ、今回(1995年以降)のドル高/ドル安が80年代のDollar Danceと違うのは、前回のダンスの原因は明らかに実質金利差であったのに対し(ブランシャールのマクロ上巻(ASIN:4492312609)14章に詳しい分析あります。対ドイツマルクの例だけど対円でやっても同じ結果になりそう)、今回のはそう見えないこと。経常収支が為替に与える影響の理論が良くわかってないので今はなんとも言えないけど、ダンスのおおもとの原因が違うのは明らかっぽい。この辺は改めて書きます(って何度目だろうこれ言うの(笑))。ああ勉強しなきゃ。
でももう12月入ってから忙しすぎて本が読めなくてストレス溜まりまくりですよ。仕事面で最大のピークが6日にあったのだけど、その前日にはライブに出たりしてわけわからなくなってきた。今週末にも来週末にもまたピークがあって、年内はクリスマスまでみっちり仕事がありそうでありがたいことでございます。ああ南の島行きたいよう。