厚労省、不妊治療に年10万円を助成

少子化対策の一環なんですと。やる気あるんですかね。
もちろん、不妊治療に助成金を出すこと自体は良いことだと思います。けど、これが本当に少子化対策になるかどうかはきわめて疑問。不妊治療にお金がかかるから人口が減ってるんですか?そうじゃないでしょ。
前にも書いたけど、子供にお金がかかるから子供が減ってるんです。だからやるべきことは明らかで、その負担を減らしてあげれば良い。助成金でも良いし、減税でも良い。
日経本紙朝刊には各国の少子化対策との比較表が載ってるんですが、日本と他の国(フランス、ドイツ、スウェーデン)で異なっているのは、児童手当に対する制限の存在です。各国が16歳未満対象、且つ所得制限無し(フランスのみ第2子から助成。賢い)なのに比べ、日本は6歳までで所得制限あり。これじゃ実質手当なんてないのと同様です。
財源は長期国債引受で輪転機を回せば良いし、将来の人口増=税収増も見込めます。特に前者はデフレの今だからこそ出来る力技。デフレ脱出、景気回復、人口増で国力も回復。本気で何とかしたいんならこのくらいやって欲しいものです。