人工ベビーブーム

ついでに、直接は経済/金融の話ではないけど、少子化問題について。
今のところ勉強不足なので、人口が減ることが長期的にみて良いことなのか悪いことなのか、何とも言えない(直感的には多ければ多い方が良いように思えるけれども)。ただ、移民受け入れは単に問題を増やすだけのように思えてならない。移民を受け入れるくらいなら、子供を増やす政策をマジメにやった方が良いだろう。
ということで、どうやって子供を増やすか考えてみた。結論から言うと、15年ほどの期間限定で、2人目以降の子供について大幅な減税を適用してやれば良い
昔の日本でも、現在人口が増えつづけている国でも、何故子供を沢山産むかといえば、そういった国では「子供=稼ぎ手」であり、子供は多ければ多いほど家計が助かるからだ。
一方、現在の日本や人口が減りつづけている国では話が逆で、子供はとてもお金がかかる存在になっている。子供を多く生むつもりであれば、生活レベルを下げることを覚悟しなければいけないのだ。

  • ついで。少子化対策といった時、この点の認識が完全に間違っているように思えてならない。子育て支援とか言うのが全然効果がないのは、金がかかるのはむしろそれ以降で、親予備軍が心配しているのもそこだからだ。頼むよ、専門家。

ではどうするか。話は単純で、子供が多ければ多いほど家計が助かるようにすれば良い。例えば、10年から20年の期間限定で、2人目以降の子供1人につき、20%減税する。4人子供を産めば税負担が約半分になる。細かい数字はちゃんと計算して最適化すれば良い。ポイントは、何度も書くけど子供を産めば産むほど得する仕組みを作ることだ。
そんな減税なんかして国の赤字はどうするのって?あのですね、国の赤字は家計や企業のそれと違って、将来的に収支が合うと思われれば、ほっといても良いんです(だから赤字をゼロにするなんて主張してるのは原理主義的トンデモ。利子さえ払いつづけられれば、借金は貸し借り双方にとって悪い話ではない)。子供が増えれば将来の税収も増える。増えた子供も子供を産むから、長期に渡って税収増が期待できる。
ひとりあたり面倒を見なきゃいけない老人の数も減るし、減税なんで消費も増える。将来不安解消して直接的な景気刺激策でもあるわけです。良い案だと思うんだけどなあ。ダメ?