君たちは人生にマジメすぎる

知人の知人が某自己啓発セミナーに御執心でうざったいたらありゃしない*1。あっはっは。

知人の知人はどうでも良いのだけれど、知人は僕にとって大事な人なので始末に負えないというか。誰がどうみても激しくアレなのに、知人の知人が言うのだから何か大事なものがあるのだろう、と知人は考えてしまっているのであった。南無南無。

いやー、何に感動しようと、また2泊3日15万円ナリでお手軽に人生変わろうと勝手だけども、しつこい勧誘が自分の今までの交友関係をずたずたにしつつあるってことに自覚持って欲しいよなー。「行く行かないはあなたの自由」って言っておきながら、僕が誘いを断ると「行きたくないと思うことそのものが(僕がこのセミナーを)必要としている証拠」とくるわけですよ。もうアホかと。言ってることが激しく矛盾してんだけど、論理が通じなくなっちゃうのってホント怖い。南無南無。

良くある分析だろうけど、こういうのにはまりやすいのは自己承認欲求をある程度うまくコントロールして今まで生きてきたマジメな人たちに見える。生活に満足していて自分に自信がある(と思っている)人ほど、スキを衝かれると弱いのではまりやすいんじゃないかな。「もっと自分の人生に積極的にならなきゃダメっ!」って感情的に煽られて、そこに「体験をシェアする=勧誘=自己実現への第一歩」ってゴミを植えつけられちゃう。結局満たされない想いをうまく利用されてるだけであり、ハタから見たらミエミエな陳腐な仕掛けなんだけど、感情の力って恐ろしいな。南無南無。

僕からみたら、彼/彼女らがそうなっちゃう理由はたぶん、「本当のあなたはそんなものなんですか?その程度のあなたに満足してしまって良いのですか?」って問いにマジメに答えようとしちゃうからなんだな。「これが自分だ。だからどうした。わはは」って笑い飛ばせばれば良いのにね。

思うに、生きてることに意味を見出そうとしちゃダメなんだ。意味がないところに意味を見つけようとするから、他人から与えられた意味にすがることになっちゃうんだ。で、他人が定義した意味のために生きようとすると自動的に不幸になるんだ。意味なんかなくたって何も問題ないのにね。君たちは人生にマジメすぎる。って僕がフマジメすぎですかそうですか。楽で良いのになー、フマジメ。わはは。

*1:リンク先は非常に丁寧にコレ関係の情報をまとめているとってもまともなサイトです。念の為