「イデオロギーの鎮魂」
しかし、フェミニズムを否定したり、戦ったりしてはいけないというのが私の持論である。
マルクス主義やフェミニズムのような対抗的イデオロギーは「それに反対する立場」の存在によって活力を補給し延命するという構造になっている。だから、その歴史的使命を終えたフェミニズム・イデオロギーに退場願いたいと思うなら、それをきびしく批判するのではなく、むしろ静かにその歴史的功績をたたえる「祝福」のことばをこそ送るべきなのである。
「イデオロギーの鎮魂」というのはとてもたいせつなことである。
わはは。禿同。「ありがとう。そしてさようなら」ですか。内田樹の研究室より。「自己実現」とか「自分探し」に関する話も激しく同意。