巨額介入「デフレ克服のためだった」…溝口前財務官

読売のサイトより。個人的に重要と思うので全部コピーしてしまおう。私的利用ってことで。例によって苺経由。

 過去最大の円売り・ドル買い介入で30兆円を超えるドルを買い、「ミスター・ドル」の異名を持つ溝口善兵衛・前財務官(国際金融情報センター理事長)が17日、退任後初めて記者会見し、巨額介入の目的や米通貨当局との調整の一端を明らかにした。

 巨額介入は円高阻止よりデフレ克服に主眼があり、介入で放出した円資金を回収しない「非不胎化」介入を量的金融緩和とセットで行ったことで、米当局は最後まで介入を黙認していたという。

 溝口氏は会見で「介入がなければ昨年のうちに相当な円高になっていた」と述べ、巨額介入は正しい判断だったとした。

 米産業界の強い不満にもかかわらず、米通貨当局が円売り介入を容認したのは「日本のデフレ脱却と景気回復が米国経済に必要と判断したため」。3月に介入を停止したのも、「投機が止まり、デフレ脱却の兆しが出たため」で「米国は日本に圧力をかけることで、弱いドル、弱い経済を支えようとしているというのは古い米国観だ」と米国の圧力を否定した。

(2004/9/18/00:41 読売新聞 無断転載禁止)

要はリフレ派の読みがまったく正しかったってことですな。どうしてこんな話が今頃出てくるのだろう。なんにしても読売偉い。
ちなみにこの辺の話はid:finalventさんのこちらの記事こちらの記事、及びそこでの僕の長ったらしいコメントを参照です。