ライブ@芝パークホテルの感想

ドラムはスバラシスギ。この人は本当に凄い。ハイハットのシャープさが日本人離れしています。ベースとピアノはちょっと勢いについていけてない感じだったかな。もちろんフロントの二人は本当に良いです。特にEllingtonのIn a Sentimental Moodがとてもきれいでした。
ベースの奏法について偉そうにひとこと。ストレートアヘッドなジャズでは、サムピッキングや人差し指と中指のオルタネートなピッキングは(よっぽど上手じゃない限り)やるべきじゃないですね。フュージョン出身のベースの人はその辺のセンスがイマイチと思います。ゴリゴリした四分音符は、オルタネートピッキングや親指では絶対に出せません(いやペデルセンぐらいうまければ出るのかもしれないけど。でも彼だってよっぽどアップテンポじゃない限りやってなかったんじゃないかな)。ドラマーが両手を交互に使ってレガート叩いたらダメダメですよね。それと同じ事です。
ベーシストとドラマーは、ソロや小手先のlickに命を削るより先に(多いんだよなこういうの)、かっこいい四分音符を出せるようにしてもらいたいものです。1曲のうち90%以上が四分音符なんだから。って偉そうだなあ。わはは。