よく考えてみたら、世界の調和が取れていたことなど今まで一度もあったはずがない。

念の為に書いておくと、これ、「人の世に争いは尽きず」って陳腐な意味じゃもちろん無いですよ。
僕の感覚としてはこちらに近い。つまり世界は際どい均衡の上に調和していると思っている。それどころか、この均衡は長い目で見ればほんの一瞬の出来事に等しいんだろうとも思う。
一方、この世界はなんだか調和が取れていないように感じる人がいるのも理解できなくはない、ような気がする、つもりになっている、かもしれない。この違いはどこからくるのだろう。興味深い。まずは世界と調和の定義をしないと始まらんか。