SCOはたたり神

圏外からのひとことより。まあたたり神かどうかは置いといて、彼らが長期的な戦略で動いているようにはとても見えない、という意見には禿同。
持っているasset(=UNIXのライセンス)を最大限活用するってのは確かに基本的且つ重要な戦略なんだけど、今のやり方じゃあまりに行き当たりばったりに見えちゃうんだよなあ。誰もライセンス払わなかったらどうするつもり?とりあえず大きなところに目星つけて持久戦に持ち込むのかな?その裁判だって勝てるかどうかわからんよ。その間、傷ついた信用で商売やってけるの?運良く裁判に勝てたとして、みんなおたくにライセンス払う必要があるLinuxを今後も使うかな?もちろんみんなLinuxやめてUnixWare使うなんて寝言は寝てから言ってね。・・・ってことを考えると、レッドモンドから来た鉄砲玉、に見えてならないんだよな。これこそ陰謀論なんだけど。
ちょうど今日、これとは別件でたまたま思いついてSCOについてちょっと調べてみたんだけど、とりあえず株価が回復した6月以降役員達は自社株を売却しまくってるみたい(ちなみに株価が急上昇した5/19は、MSとのライセンス契約が発表された日)。今回売却分は役員達の全体の持分からしたら全然大した量じゃないし、株価ができるだけ高いところでオプションを行使するのは当然ではあるんだけど、それでも良い印象は持てないなあ。株主食い物にしてどうすんだよ。